虫歯を防ぐための食習慣

おもちゃの歯とお菓子

幼い頃・子供の頃はあまり気にならなかったのですが、アラサーの年齢になると、そのツケが回ってきたかのように、目立ちはじめます。歯はもちろんのこと、体型、顔、血液検査などの健康診断にもその影響が如実に表れていきます。特にむし歯になったと発覚した後は、あとの祭りとなり、こういったことに悩まされます。じつは、むし歯のほうを悩んでいる人のほうが増えているのです。今回はむし歯を防ぐための食習慣についてまとめておきましょう。

よくかむ

だ液をたくさん出すには、ご飯を食べている際によくかむことです。だ液がいかに口の中の汚れを取り除き、有効的に清潔・洗浄してくれるかは、前に述べているので理解いただけているかと思います。

また食べ物が口の中でかみ砕かれた時にも、歯の表面の汚れを除去してもらえる働きがあるのです。なので、いつもやわらかい食べ物をあまりかむことなく食べている方だと、プラークが歯にぴったりついたまま、細菌が増えていくことになります。よくかんで食べること、できればかみごたえのあるかたいものを食べることが、むし歯を前もって防ぐ有効な方法なのです

おやつ

おやつは、1日の中で大切です。ただし、あまり長い時間かけてだらだら食べていると、口の中はいつも細菌が酸をつくり続けてしまう環境になってしまいます。理想的なのは、時間を決めて規則正しく間食をとるようにしましょう。

夜寝る直前に間食をする、ハミガキをせずに寝る、というには必ずしないようにしましょう。ジュースなども糖分が含まれているので、注意が必要です。寝る前はなるべくハミガキを済ませるか、それでもなにか口に含みたいのであれば、無甘味料、無調味料の飲み物を選ぶようにしましょう。

ガム

だ液がたくさんでることは、むし歯の予防になることはこれまで説明してきた通りなのですが、それを効率的に行うことができるのは、ガムをかむことです。ただし、注意しなければならないことは、砂糖などの甘味料が入っているガムです。砂糖が入っているガムだと、むし歯菌が酸をつくり出す環境を作ってしまいます。

むし歯を予防するために噛むという点を重視してガムを噛みたいのであれば、甘み成分としての砂糖ではなく、キシリトールを使ったガムもあります。

また、歯の成分の一つであるカルシウムやリン酸を含んでいるガムも、歯の再石灰するために有効な手段であるのでおすすめです。

のど飴などは長い時間なめるものですから、やはり、砂糖を使ったものよりも、キシリトールを使ったものを好んで噛むといいでしょう。

いかがでしたでしょうか?

むし歯を防ぐための食習慣についてお話しました。コンビニやスーパーにいくと、誘惑をうながすさまざまニューおやつがところせましと棚に並べてありますが、これまでお話しした方法を念頭に気を付けてみることで、少しずつむし歯が目立たなくなり、末永く食生活を楽しむことができるでしょう。